虫による感染症/海外旅行で気をつけなければならない病気

虫に刺されると、かゆいだけではなく、さまざまな病気が運ばれてきます。

疾患	媒介	症状	流行地	予防方法
マラリア	蚊（ハマダラカ）	悪寒冷汗を伴う高熱で発病。周期的発熱、顔面紅潮、呼吸切迫、結膜充血、嘔吐、頭痛、筋肉痛	熱帯・亜熱帯一般に田舎で流行アフリカやインドでは都市部にも存在	防虫の他に夜間の屋外活動を避ける
日本脳炎	蚊	症状がでることはまれだが、発病すると麻痺がおきる	熱帯・温帯ブタのいる地域	予防接種防虫
黄熱	蚊	高熱と黄疸で発病急激に重症化	アフリカと南アメリカの熱帯奥地	予防接種防虫
デング熱	蚊（ネッタイシマカ）	突然の発熱、、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹	熱帯・亜熱帯都市部を中心	主に都市部で昼間活動する蚊なので、防虫に注意を払う
ペスト	ネズミ、ノミ	リンパ節が腫れ、強く痛む発熱	特定の国の衛生状態の悪い地域	ネズミ駆除屋内の衛生状態を保つ

ウエストナイル熱

蚊（アカイエカ）

突然の発熱、頭痛、背部の痛み、筋肉痛、食欲不振

アフリカ、ヨーロッパ、中東、中央アジア、北米など広い地域に分布しています
感染時期のピークは夏から秋

防虫

世界的に蚊が媒介する感染症が多く発生しているようです。
特に蚊が多く発生する夕方から夜間にかけて外出する際には、虫除け剤や蚊取り線香の使用、長袖・長ズボンの着用等により、虫に刺されないように注意しましょう。

「海外旅行で気をつける病気」

食べ物による病気　　虫による病気　　動物による感染　　ヒトからヒトへの感染

鳥インフルエンザ　　 SARS

病気の潜伏期と予防接種　　環境による病気

蚊