時差ボケ

エコノミークラス症候群

下肢静脈血栓

海外旅行では、飛行機を利用することも多いかとおもいます。
飛行機などにより短時間で長距離を移動することで、気温、湿度の環境が大きく変化することに加え、時間の差などで、 体が環境の変化に追いつかず体調を壊しがちになります。
時差ぼけ 1時間の時差に体が慣れるのに1日かかると言われています。体が慣れるまでは、あまりハードなスケジュールにせず、体が慣れるのを待つことが大事です。

また、長時間の飛行機に乗っていると、行動範囲が狭く、座りっぱなしでは、エコノミークラス症候群を起こす危険性もあります。特に生活習慣病を持っている方や避妊用ピルなどを服用している方は要注意です。
エコノミー症候群とは?

長時間、座席に同じ姿勢で座ったままでいることで、膝の裏あたりの静脈の血が流れにくくなり、血の固まりができてしまう病気です。飛行機の中は空気が乾燥していますので、気がつかないうちに体からは、だいたい1時間に80ccくらいの水分が失われてしまいます。長時間のフライトによりたくさんの水分が失われ、静脈の血が固まりやすくなるのです。そして血の固まりが血管の中を流れてゆき、肺に詰まって、息が苦しくなって、重症の場合には命を落としてしまうこともあります。でも、これは予防のできる病気です。
社団法人 旅行業協会HPより抜粋)

世界保健機関(WHO)は6月29日、飛行機などに4時間以上乗ったまま体を動かさないと肺血栓を引き起こす「エコノミークラス症候群」になる危険が倍増するという調査結果を発表した。 長時間の搭乗を終えた後も、発症のリスクは約4週間続くため「短期間のうちに何度も搭乗を繰り返す場合は注意が必要」と呼び掛けている。 (共同通信社より)

フライトに限らず、エコノミークラス症候群は、歩かずに長時間座っていることでなります。

新潟県中越沖地震で避難生活を送る418人中70人(16.7%)に、ふくらはぎの静脈に血の塊(血栓)ができる「エコノミークラス症候群」(下肢静脈血栓)の兆候があることが23日わかった。うち28人(6.7%)にはすでに血栓ができていた。新潟大医学部と国立病院機構新潟病院などの合同チームが調査した。(朝日新聞より)


予防としては、適度に水分を摂り、足の運動をしたり、歩いたりするように心掛けます。アルコールの摂りすぎはいけません。アルコールは利尿作用があるので、脱水状態になり、エコノミークラス症候群になる危険性があります。


激しい頭痛や息切れ、動悸を示す高山病にもご注意!肺などの持病のある人は特に注意が必要です。水分の補給を充分に行い、症状が出た時には、酸素投与等の治療の他、速やかに低地へ移動しましょう。

熱帯地方の強い日差しでは、全身火傷で重症化することもあります。海水浴などでは特に注意した方がよいです。熱射病や日射病にならないように気をつけましょう。また高地では日差しが弱くても紫外線が強く、注意が必要です。

「海外旅行で気をつける病気」

食べ物による病気  虫による病気  動物による感染  ヒトからヒトへの感染

鳥インフルエンザ  SARS

病気の潜伏期と予防接種   環境による病気


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