胃・十二指腸潰瘍の原因とピロリ菌について

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胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍の原因


生命を維持していくのに不可欠な栄養素を、私たちの体内に取り込むために、胃・十二指腸はとても大切な働きをしているのです。この胃・十二指腸に無理をさせると、潰瘍になって悩む人も多いのではないでしょうか。



どうして胃・十二指腸潰瘍になるのか。
食べ物を消化しているのは、胃から強い酸の働きよるものです。
普通は粘液が胃壁全体を覆って、胃酸から胃を守っているのですが、このバランスがくずれると、粘液が薄くなり、酸の強さで胃壁自体が消化され、胃壁にびらんや潰瘍ができてしまいます。
ひどくなると、出血したり、穴があくことさえもあります。
ストレスや不規則な食生活、胃への刺激物などなど・・・によってバランスがくずれることが多い。


ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍の原因に?!
最近ではピロリ菌を耳にすることも多くなってきたのではないでしょうか。
ピロリ菌はオーストラリアのウォーレン博士が1979年に胃炎の患者から「らせん状の細菌」として発見したのがはじめだそうです。
ウォーレン博士は、同じ病院のマーシャル博士とともに、研究を続け、2005年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。

このピロリ菌は生まれた時から胃の中にいるのではなく、抵抗力の弱い子どもの時に、口から入って(飲み水や食べ物、口移しなどによって)感染するそうです。
感染すると、退治しない限り、胃の中にすみつくそうです。

ピロリ菌は胃や十二指腸の粘膜を傷つけ、胃炎や胃潰瘍になりやすい状況をつくります。

治療は菌の除去が必要です。標準的な治療方法は「3剤併用療法」と呼ばれ、胃酸の分泌を抑える薬と、ペニシリン系の抗生物質、マクロライド系の抗生物質の3種類の薬を、朝晩、1週間程度のみ続けます。

胃が痛い、口臭が気になるなど、ピロリ菌を持っている可能性があるかもしれません。

ピロリ菌は持っている人が、みんな胃炎や胃潰瘍になるわけではないそうです。気になるなら、早めに病院で検査をするのがいいと思います。
ピロリ菌を追い出し、寄せ付けない方法として、病院の治療に加え、プロバイオティクスを取り入れる手もあります。

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