普段のお手入れ |
毎日注入する時に、胃ろうの周囲も合わせて観察しましょう。
消毒は必要ありませんが、お湯やウェットティッシュなどで拭いて、きれいにしておきましょう。 |
お風呂 |
何も貼ったりせずに湯船に入れます。石鹸で洗ってもかまいません。お風呂に入った時は、きれいに洗ってあげましょう。
チューブが長い場合は輪ゴムなどで折りたたんで止めておくと、ブラブラしなくていいですよ。 |
移動 |
普段の生活通り、移動は自由にできます。
チューブがひっかかったりして、引っ張られないように注意が必要です。
小さな巾着袋にチューブを入れておくと、ひっかかりにくくていいですよ。 |
毎日確認すること |
毎日必ず、胃ろう部の観察と胃ろうカテーテルが回転、上下にゆとり(だいたい1cmくらい)があるか確認します。異常を早期に発見できます。 |
漏れと皮膚のただれ |
胃ろうを造った後に、漏れてくる胃液などで皮膚が赤くただれることがよくあります。頻回に漏れてくる胃液を洗いながすようにしましょう。
きれいにした後、ワセリンやオリーブオイル、ベビーオイルなど水分をはじくようなものを塗って保護してみるのもいいです。・・・が、あくまでも胃液をきれに洗い流しておかないと、いくら塗ってもだめです。また滲出液などがある場合も同様にきれにふき取るようにします。
ティッシュでコヨリを作って巻いておき、濡れたら交換するようにすると清潔に保てます。 |
チューブが詰まったら
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栄養剤や流動食、薬などによってチューブが詰まることがあります。
まず、白湯でフラッシュしてみます。
フラッシュしても通らない時は病院に連絡をして相談しましょう。
*フラッシュの方法
白湯20ml程度を注入用の注射器にとり、勢いよく注入します。 |
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チューブが抜けた時は
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チューブが抜けてしまうと、数時間で胃ろうが塞がってしまうことがあります。
チューブが抜けたら、休日でも夜間でも、直ぐに病院に連絡して相談してください。対処方法を指導されているようであれば、そのように処置してください。 |
便のコントロール |
便秘の時は水分量を増やしたり、お腹のマッサージをしてみる。また食物繊維(ファイバー)飲料を用いたり、オリゴ糖や乳酸菌を摂るのもひとつの方法です。便秘が改善されず、困難な場合は下剤でのコントロールが必要になることもあります。
下痢の時は注入速度を遅くしてみる。栄養剤などは体温程度に温めて注入する。栄養剤の種類を変えてみる。下痢止めの内服などの方法があります。
下痢の際でも、ファイバーの入っている栄養剤で改善されることもあるようです。 |
痰のからみ
誤嚥
吐き気 |
痰のからみが強かったり、吐き気や嘔吐がある場合は、注入を一旦中止して様子をみましょう。栄養剤や流動食の逆流、誤嚥による肺炎になってしまう可能性もあります。症状が強い時は医療機関に連絡して相談を。 |