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☆筋萎縮性側索硬化症(ALS)☆
原因不明の病気です。
筋肉そのものの病気ではなく、筋肉を動かしたり、かつ栄養している運動神経細胞が死んでしまうために、筋肉がやせて力が弱くなっていくという病気です。
症状として手指の使いにくさや肘から先の筋肉のやせで始まることが多いです。
また、話しにくい、食べ物が のみ込みにくいという症状で始まることもあります。
いずれの場合でも、やがては全身の筋肉がやせて力がはいらなくなり、歩けなくなって最後は寝たきりとなります。
水や食物などののみ込みもできなくなってきます。
最終的には呼吸筋も働かなくなるので、自分で呼吸もできなくなります。
一般に、進行しても感覚や知能は侵されにくいと言われています。 |
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☆後縦靱帯骨化症(OPLL)☆
脊椎椎体の後縁を上下に連結し、脊柱を縦走する後縦靭帯が骨化し増大することで、脊髄の入っている脊柱管が狭くなります。そのため脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫され知覚障害や運動障害等の神経障害を引き起こす病気です。
骨化する脊椎のレベルに頚椎後縦靭帯骨化症、胸椎後縦靭帯骨化症、腰椎後縦靭帯骨化症と呼ばれています。 |
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☆骨折を伴う骨粗鬆症☆
骨がスカスカ状態になって骨折しやすくなる病気です。
特に女性の場合は閉経後にエストロゲンが減少してしまうために骨密度が急激に減少します。
骨折しやすい主な部位は大腿骨頸部。
このほかに脊椎、橈骨遠位端、上腕骨頸部、肋骨なども骨折しやすくなります。
高齢者の場合、骨折するとなかなか治りません。
そのために日常生活動作(ADL)の低下、さらには寝たきりになってしまうことも多いのです。 |
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☆多系統萎縮症☆
一般にシャイ・ドレーガー症候群(SDS)、オリーブ橋小脳萎縮症(OPCA)、線条体黒質変性症(SND)の3つの疾患を一つにまとめて呼ぶのに用いられてます。 |
5 |
☆初老期における認知症☆ |
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☆脊髄小脳変性症☆
運動失調を主要な症状とする神経変性疾患をいいます。
主な症状は、運動失調です。
歩行がふらつく、手がうまく使えない、喋る時に舌がもつれるなどの症状がおきます。
脊髄小脳変性症ではこれらの症状が緩徐進行性に進むというのが特徴です。
運動失調以外にも様々な症状をきたします。
おもなものは、自律神経症状としての起立性低血圧、発汗障害、排尿障害など、
錐体路症状として下肢のつっぱり、その他、末梢神経障害や筋の萎縮などです。
一般的にゆっくりとした進行経過をとることがみられます。
10〜20年単位で、長く経過を見て行く必要があります。
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☆脊柱管狭窄症☆
脊柱管が狭くなり、脊髄神経の障害を引き起こす病気を言います。
病気の原因として先天性のものもありますが、加齢とともに椎間板や椎間関節の変性が伴って狭窄を生じてくることが考えられています。
主に手足やからだにしびれや痛み、脱力感等を認めます。
排尿や排便の障害も伴うことがあります。
軽微な外力、たとえば転倒等で症状が急に悪くなることもあります。
脊髄麻痺の状態で手術を行っても回復はあまり望まれないようです。
また外傷で麻痺になっても同じといわれています。
時期を失うと、たとえ手術を行っても十分な改善が得られないことがあります。
一般には手足に痛み、あるいはしびれがある場合、症状は良くなったり悪くなったりしますので保存的治療を受けながら経過観察します。
手足の力が落ちたりする場合、また排尿、排便障害がある場合、手術療法を行わないと症状の軽減は難しくなってきます。 |
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☆早老症☆ |
9 |
☆糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症☆ |
10 |
☆脳血管疾患☆ |
11 |
☆進行性核上性麻痺大脳基底核変性症及びパーキンソン病☆
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12 |
☆閉塞性動脈硬化症 (ASO)☆
四肢の慢性虚血を起こす疾患の代表的なものと言われています。
閉塞性動脈硬化症の危険因子として、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、高尿酸血症、肥満です。
症状は下肢に供給される動脈血の酸素供給が低下することで起こります。
ある程度酸素供給が低下すると歩行に必要な酸素が足りなくなり筋肉に痛みが出るようになります。
典型的な例としてみられるのは、数百メートル歩くと悪いほうの足が痛くなり歩けなくなります。
休憩すると痛みはすぐに消えてしまいます。
ASO患者の生命予後は非常に悪いです。
ほとんどの死亡原因は心筋梗塞、脳梗塞、等の心血管系合併症です。
ASOと診断された場合はこの様な合併症に対する検査、予防的な治療が重要となります。 |
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☆関節リウマチ☆
関節に炎症が起こり、関節がはれて痛む病気です。
長期間にわたって進行すると関節の変形や機能障害が起こります。
病因は不明といわれています。
診断基準は、
(1)1時間以上続く朝のこわばり
(2)3個所以上の関節の腫れ
(3)手の関節(手関節、中手指節関節、近位指節関節)の腫れ
(4)対称性の関節の腫れ
(5)手のエックス線写真の異常所見
(6)皮下結節
(7)血液検査でリウマチ反応が陽性
このうち4項目以上満たせば関節リウマチと診断されます。
ただし、(1)から(4)までは6週間以上持続することが必要です。 |
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☆慢性閉塞性肺疾患☆ |
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☆両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症☆
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☆末期がん☆ |